シンガポール航空、ガルーダ航空とマイレージ提携

　シンガポール航空（SIA）とインドネシアのフラッグ・キャリアであるガルーダ・インドネシア航空は5月20日、インドネシアとシンガポール間のフライトにおける収益分配の取り決めを検討し、両社のマイレージ・プログラムで提携することで合意した。
 
　両社は共同メディアリリースの中で、フリークエント・フライヤー・パートナーシップが開始されれば、ガルーダマイルおよびクリスフライヤー会員は、両航空会社が運航するコードシェア便でマイルを獲得・利用できるようになるという。
 
　また、両航空会社はレベニューシェア契約を締結しており、これが実施されれば、共同でのキャパシティ拡大をサポートすることになる。両航空会社は、シンガポール～インドネシア間のガルーダとSIAのフライトをカバーするが、提案されている商業ジョイントベンチャー提携の計画に向けた「重要な一歩」であると述べた。
 
　SIAとガルーダ航空は昨年、シンガポールとインドネシア間の旅客輸送能力を増強する合弁事業を計画していると発表した。規制当局の承認を条件として、提案されている合弁事業はシンガポールとデンパサール、ジャカルタ、スラバヤを結ぶ路線をカバーする予定であると、両航空会社は以前に発表している。
 
　SIAのゴー・チュン・フォン最高経営責任者（CEO）は5月20日、ガルーダ航空との提携により、インドネシアとシンガポール間の接続性が向上する。これにより、両国間およびそれ以遠の航空旅行需要の増加に対応し、観光と経済活動の成長を促進することができ、さらに両社のマイレージプログラムの相乗効果を深めることで、ロイヤルカスタマーへの特典を強化し、両航空会社のマイルを獲得・交換できる機会を増やすことができると述べた。