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社会

2024年2月28日

メイドが雇い主の犬を殴り殺した疑いで調査中

動物虐待防止協会(SPCA)は、1月にメイドが雇い主の犬を殴り殺した疑いで捜査中であると発表した。
 
この事件の詳細は、犬の飼い主の友人であるベテラン動物活動家でレスキューのデリック・タン氏がフェイスブックに投稿した。
 
投稿の中でタン氏は、友人のジェイソン(本名ではない)が最近、自宅とペットのプードル(名前はボーイボーイ)の世話をするためにメイドを雇ったと述べた。
 
1月22日、彼はいつものように仕事に出かけたが、夕方になって、ガールフレンドから犬が昼寝をしている間に突然死んだと知らされた。
 
ボーイボーイは自然死だと思い、彼らは火葬することにしたが、火葬の際、頭蓋骨にひびが入っていることに気づいたという。
 
ジェイソンはその後、自宅の閉回路テレビカメラの映像を見直したら、そこには、ヘルパーが泣き叫ぶ犬の頭を手と太い棒で叩く様子が映っていた。
 
ヘルパーはまた、バケツに水を入れながら、リードを使って犬をバルコニーの手すりに吊るしている。まだ息はしているものの、犬はぐったりして、ほとんど動いていない。
 
SPCAは、1月26日の通報に、ヘルパーの行為を “残忍 “で “ぞっとする “と述べた。
 
すぐに当局に連絡し、ジェイソンにヘルパーに対して警察に被害届を提出し、動物獣医局(AVS)にも報告するよう助言した。
 
SPCAは、シンガポールにおける動物虐待事件の取り締まりはAVSの管轄下にあり、捜査は継続中である。今後も経過を見守り、ジェイソンへの支援と指導を続けていくと説明した。
 
動物虐待はシンガポールでは違法である。初犯の場合、1万5,000Sドル(約168万円)以下の罰金、18ヵ月以下の懲役、またはその両方が科せられる。再犯者は3万Sドル以下の罰金、3年以下の懲役、またはその両方が科せられる。
 
SPCAは、当局がこの極悪非道な行為の犯人に最大限の刑罰を科すことを望んでいるという。
 
2023年、SPCAは、家事手伝いが動物虐待や愛護事件に関連して調査された事例を12件確認している。

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