シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPカジュアリーナ・カレー店、衛生面の不備で2週間の営業停止と罰金

社会

2024年1月10日

カジュアリーナ・カレー店、衛生面の不備で2週間の営業停止と罰金

 ロティ・プラタで知られる人気レストラン「カジュアリーナ・カリー」の店舗でゴキブリの侵入が確認され、シンガポール食品庁(SFA)は2週間の営業停止処分を下した。
 
 同店はセンバワンヒルズエステートのカジュアリーナロード136と138にあり、1月9日~22日まで営業停止となる。
 
 SFAは1月9日にウェブサイト上で、この店のライセンス保持者に対し、2つの違反行為(許可された施設内に害虫が侵入していないことを維持しなかったこと、不潔な食品を販売したこと)により800Sドル(約8万7,000円)の罰金を科すと発表した。
 
 それぞれ6点の減点対象となるこの違反は、12ヶ月の間に発見されたもので、今回の罰則につながった。
 
 SFAによると、この期間に12点以上の減点ポイントを蓄積したライセンス保持者は、最大4週間のライセンス停止、もしくはキャンセルとなる可能性があるという。
 
 罰金と営業停止処分に加え、当該店舗で食品を扱うすべての従業員は、業務再開前にWorkforce Skills Qualifications (WSQ) Food Safety Course Level 1を再受講し、合格する必要がある。
 
 同じく、食品衛生責任者もWSQ食品安全コースレベル3を再受講し、合格する必要があるという。
 
 SFAはこのような違反行為を深刻に受け止めており、食品業者に対し、常に食品と個人の衛生習慣を守り、登録された食品取扱者のみに従事させるよう注意喚起していて、環境公衆衛生法に違反する行為を発見した者に対しては、躊躇なく毅然とした態度で臨むという。
 
 SFAへの連絡は、オンライン・フィードバック・フォーム、またはSFAコンタクトセンター(6805-2871)まで電話でできる。

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPカジュアリーナ・カレー店、衛生面の不備で2週間の営業停止と罰金