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経済

2023年12月26日

台湾AUOの4.5世代LCD工場、年末で操業終了

 台湾のディスプレー最大手、友達光電(AUO)は12月20日、シンガポールの4.5世代液晶パネル(LCD)工場「L4B」の操業を今年末で終了するとの日経アジアの報道を事実と認めた。
 
 LCD需要の低下に伴う生産体制再構築の一環。21日付台湾・経済日報などが報じた。
 
 工場は東部タンピネスに位置し、2002年8月に量産を開始した。操業終了に伴い工場棟と設備を売却し、一部の設備は台湾・桃園市龍潭の生産拠点に送る方針。
 
 工場従業員の500人は雇用契約を終了する。一部の優秀なエンジニアについては、デジタルサービス子会社、友達数位科技(AUOデジテック)のシンガポール拠点への移籍や、来年に生産を開始するベトナム工場への配属変更を進める。
 
 テレビやスマートフォン、タブレット端末、ノートパソコン(ノートPC)で有機EL(OLED)ディスプレーの採用が進んだことで、LCDは需要が縮小した。AUOは今年、龍潭の工場と台南市のカラーフィルター(CF)工場を閉鎖している。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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