住友生命がシングライフに追加出資、株式26％を取得

　住友生命保険は9月13日、シンガポールの関連会社シングライフの株式25.94％を追加取得すると発表した英保険大手アビバ・グループ・ホールディングスから。9億3,000万Sドル（約1,000億円）で買い取る。
 
　出資比率は現在の23.22％から上昇する見通し。収益基盤を拡大すると共に、シングライフが持つ先進的なノウハウを取り込む。
 
　株式取得の手続きは年内の完了を見込む。最終的な出資比率は、他のシングライフ株主の権利の行使結果によるとしている。
 
　シングライフは従業員1200人を擁し、デジタル技術を活用するビジネスモデルで業績を伸ばしてきた。純資産は143億7,200万Sドル（約1兆5,000億円）、年間の保険料収入は34億8,000万Sドル。住友生命は19年に9,000万USドルを出資した後、20年には3億2,000万Sドルを追加出資した。

（提供：亜州ビジネスASEAN）