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経済

2023年8月11日

6月の失業率3.4%、コロナ後最低を更新

 マレーシア統計局が8月10日発表した2023年6月の失業率は3.4%だった。前年同月から0.4ポイント低下、前月からは0.1ポイント低下。新型コロナウイルス流行後の最低水準を5ヵ月ぶりに更新した。経済回復を背景に22年4月以降は3%台で推移している。
 
 労働力人口は前年同月比1.9%増の1,689万人(前月比0.2%増)、就業者数は2.3%増の1,631万人(0.2%増)に拡大。一方、失業者数は7.8%減の58万1,700人(0.5%減)だった。労働参加率は70.0%で、前年同月から0.5ポイント上昇し、前月からは横ばいだった。
 
 失業率は17年8月から20年2月まで3.2~3.4%で推移した後、新型コロナ流行を受けて同年5月には1986年以降で最悪となる5.3%まで上昇した。その後は改善に転じ、21年6~7月の都市封鎖(ロックダウン)で一時悪化したものの、以降は低水準で推移している。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN)

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