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経済

2023年7月13日

SIAエンジと米イートン、マレーシアで航空MRO

 航空MRO(整備・修理・分解点検)サービスのSIAエンジニアリング(SIAEC)は7月11日、航空機・自動車部品メーカーの米イートンとマレーシアで航空MRO事業の合弁会社を設立すると発表した。イートンの部品が使われた航空機について、アジア太平洋地域の顧客を対象に事業を行う。
 
 合弁会社の資本金は1600万米ドルで、イートンが51%、SIAエンジが49%を出資。イートンの航空部品が使用された機体やエンジン、油圧システムなどの点検、試験、保守、修理、オーバーホールなどを手掛ける。
 
 SIAエンジの代表者は、今回の合弁設立によりMRO事業の能力を高められると説明。イートンと組むことで、MROサービスを提供できる機体の幅も広がるとした。
 
 SIAエンジはシンガポールのチャンギ空港を本拠とし、同空港では格納庫6カ所でMROサービスを手掛ける。海外ではフィリピンに格納庫3カ所を構えるほか、今年5月にはカンボジアで2025年に開業予定の新プノンペン国際空港(テコ国際空港)でMRO事業を行うことで、現地企業と合弁会社を設立すると発表するなど、海外展開も積極的に行っている。
 
 イートンは1911年設立。自動車や航空機などのエンジン部品や車軸、電子制御システムなどを製造し、アフターサービスも手掛ける。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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