シンガポール航空、2023年7月から、機内で無料の無制限Wi-Fiサービスを開始

　シンガポール航空（SIA）は、2023年7月1日から、エコノミークラスおよびプレミアムエコノミークラスの乗客に対し、無料で無制限のWi-Fiを利用できるようにする。
 
　この特典を利用するために、乗客はSIAのKrisFlyerメンバーに登録をする必要がある。登録は無料である。
 
　SIAは、全機種のほぼすべての客室クラスの乗客に無料で無制限Wi-Fiを提供する初めての航空会社になると述べた。
 
　5月1日現在、SIAの保有する旅客機は136機ある。SIAの機体の約95％は機内接続機能を備えているが、最も古い機体のうち7機のボーイング737-800はWi-Fi非対応なので、これらの7機は今後数年間で退役予定となっている。
 
　現在、エコノミークラスとプレミアムエコノミークラスを利用するクリスフライヤー会員の乗客には、それぞれ2時間と3時間の無料Wi-Fiを提供している。
 
　無制限の無料Wi-Fiは、クリスフライヤー会員以外の乗客でも、スイート、ファースト、ビジネスクラスのすべての乗客には提供されている。
 
　機内Wi-Fiを利用することにより、乗客は大切な人と連絡を取り合ったり、ソーシャルメディアに写真を投稿したり、最新情報を入手したりすることができる。この機内Wi-Fiの速度は、地上ネットワークとは異っていて、同時利用者数と乗客のデバイスで実行されるアクティビティの種類によって変化するとSIAの広報担当者は述べている。