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日系企業・社会

2023年3月7日

日揮HDとガス・マレーシア、パーム廃棄物活用で調査

 日揮ホールディングスと子会社の日本エヌ・ユー・エスは3月3日、天然ガス供給のガス・マレーシアと共同で、アブラヤシの絞りかすなどパーム廃棄物の有効利用に向けた調査を行うと発表した。
 
 パーム廃棄物を回収し、燃料などに加工することを想定して実現可能性を調べる。パーム産業の持続的な開発に貢献する。
 
 同日に覚書を交わした。搾油工程で生じるパーム搾油排液(POME)や、絞りかすの空果房(EFB)などを活用する。POMEとEFBはメタンガスの発生源となることから、回収してバイオメタン燃料やペレット燃料に変換。また、アブラヤシの間伐材や廃木を原料としてバイオ原油やバイオ化成品の生産を目指す。
 
 日揮HDと日本エヌ・ユー・エスは、必要なソリューションや供給網の検討を行う。一方、ガス・マレーシアはPOMEなどの原料を調達しやすい場所や、バイオ燃料などの流通網に関する情報を提供する。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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