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日系企業・社会

2023年3月3日

ニチレイロジ、マレーシアの低温物流会社を完全子会社化

 ニチレイロジグループ(本社・東京都千代田区)は3月1日、株式の40%を保有しているマレーシアの低温物流会社、NLコールド・チェーン・ネットワーク(M)(NLCCN)の残余株を2月28日付けで取得し、完全子会社化したと発表した。
 
 ニチレイロジは2018年6月、政府系投資会社、カザナ・ナショナルの子会社、アグリフード・リソーシズからコールド・チェーン・ネットワーク(M)株40%を取得。同社名をNLCCNに改称し、マレーシアにおける低温物流事業に参入していた。
 
 セランゴール州プチョンに所在するNLCCNの設立は2002年で、資本金は6,238万リンギ。主な事業は、冷蔵・冷凍倉庫業、利用運送業で、冷蔵倉庫設備能力は4万4,235トン(冷凍2万8,684トン・冷蔵1万645トン・常温4,906トン)。2022年度の売上高は3,627万リンギだった。
 
 ニチレイロジグループは、2022年にはリット・タット・エンタープライズ及びリット・タット・ディストリビューションへの出資を発表。資産管理会社、NLリット・タットへの49%の出資により物流事業を展開してきた。今回のNLCCNの完全子会社化を機に、経営判断の迅速化による適切な事業投資を通じてマレーシア事業のさらなる拡大を図る。
 

(提供:ASIA INFONET.COM

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