1月CPIは3.7％上昇、2ヵ月連続で減速

　マレーシア統計局は2月24日、2023年1月の消費者物価指数（CPI、2010年＝100）が129.5となり、前年同月から3.7％上昇したと発表した。上昇は24ヵ月連続。上昇率は前月の3.8％を下回り、2ヵ月連続で減速した。生鮮食品と政府による価格統制品を除くコア指数は3.9％上昇し、高水準だった22年11月の4.2％をピークに2ヵ月連続で減速している。
 
　12品目のうち11品目がプラス。最も伸びが高かったのはレストラン・ホテルで6.8％だった。これに食品・非アルコール飲料が6.7％で続き、食品の中では肉類が8.3％と高かった。運輸も4.0％と高い伸び。一方、通信はマイナス1.4％で唯一下げた。
 
　CPI上昇率は前月比でプラス0.2％。9品目がプラスとなり、食品・非アルコール飲料が0.6％と伸びが大きかった。住居・水道光熱費は横ばい。下げたのは通信と運輸で、それぞれマイナス1.3％、マイナス0.5％だった。
 

（提供：亜州ビジネスASEAN）