AsiaX

エアアジアX機内の肘掛けにビニールテープ

 肘掛けの一部に黄色いビニールテープが貼られたエアアジアX機内の写真が、2月20日(月)にソーシャルメディアで拡散された。
 
 これは、台北発クアラルンプール行きのD7379便に搭乗していたエドワード・ヨン氏がFacebookに写真投稿したもので、テープが貼られていることに「マルー」(マレー語で恥ずかしい)と述べている。
 
 3,000回以上シェアされた投稿写真の中には、肘掛けに黄色いテープが何重にも貼られた座席が少なくとも8つ写っていて、この写真には2,000以上の「いいね!」がついている。
 
 マレーシアを拠点とする長距離格安航空会社の技術責任者であるアルビン・タン氏は、ビニールテープは「機内の化粧直しによく使われる」もので、安全上の問題はない。2022年8月に発注したスペアパーツが遅れて先週到着したので、現在、すべてのアームキャップの修理に向けて順次修理作業を進めていると述べ、スペアパーツの不足が世界中のオペレーターに影響を与えていることを明らかにした。また、このテープはフライトの中断を防ぐための一時的な措置であるという。
 
 格安航空会社の創業者であるトニー・フェルナンデス氏は、2022年11月にエアアジアXのグループCEO代理を退任した。
 
 ある有力な関係者によれば、エアアジア・アビエーション・グループの持ち株会社であるキャピタルAの最高経営責任者であるフェルナンデス氏は、親会社に焦点を合わせ、エアアジアXのプラクティスノート17(PN17)の状態を解除したいと考えていたという。
 
 同月、エアアジアXは2022年9月までの3ヵ月間で2,510万リンギ(約758万Sドル)の純利益を計上し、前四半期の6億5,250万リンギの純損失から脱した。
 
 1月27日、10月~12月にかけてエアアジアXを利用した乗客数が前四半期比で324%増加したと発表した。