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社会

2023年2月21日

NLB、シティ・スクエア・モールで初のポップアップ漫画図書館を開設

 シンガポール国立図書館(NLB)初のマンガ図書館がシティ・スクエア・モールに6ヵ月間のポップアップを開催していて、マンガファンは5,000冊以上の漫画を楽しめることが出来る。
 
 この図書館には、「スパイ×ファミリー」、「ドラゴンボールZ」、「アサシン クリード シャオジュンの刃」、「ポケモンアドベンチャーズ(赤・緑・青)」などの人気タイトルを取り揃えている。
 
 マンガの5分の1近くが日本の出版社である小学館アジア社が寄贈したものであり、今後さらに寄贈される予定であるという。
 
 ファーラーパークのモールの4階にあるこの図書館では、「Mr Kiasu」「Roti Kaya And Guyu」「The LKY Story」などのローカルコミックも貸し出ししている。
 
 この中には、1990年代~2000年代にかけて子供たちに人気のあったコミック「Bookworm Gang Adventures」や、シンガポール初のフルカラーコミック「Captain V」など、閲覧・貸出不可の貴重なローカルコミックも展示されている。
 
 図書館では、NRICまたはNLBのeカードをスキャンすることで自動的にチェックインとチェックアウトができる「Grab-n-Go」コンセプトを採用しており、超高速電波認証技術により、貸出中の書籍が会計時に画面に表示される。
 
 身分証明書をスキャンすると、画面に貸出確認が表示され、その後、利用者のメールアドレスに確認メールが送信される。一度に借りられるのは8冊までとなる。
 
 このマンガ図書館のコンシェルジュは、地元人気マンガの主人公をモチーフにした「Mr.キアス」のロボットである。
 
 NLBが地元のロボット会社Dex-Labと共同で制作したこのロボットは、「Grab-n-Go」のコンセプトのもと、本を勧めたり、基本的な指示を出したりすることができる。
 
 NLBのチーフ・エグゼクティブであるNg Cher Pong氏は、当館の利用者の多くは、マンガのような創造的で感動的な作品を楽しんでいる。このコレクションを皆さんに届けるために、パートナー企業と協力できることを嬉しく思っていると述べた。

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