リー・クアンユー生誕100周年記念

　シンガポールの建国者であるリー・クアンユー初代首相の生誕100周年を記念して、タン・シーレン労働大臣は、リー初代首相の価値観や人生経験を生かした出版物やシンガポールの若い世代を巻き込んだ活動など、さまざまなアイデア出しをしていると述べた。
 
　リー初代首相のシンガポールへの貢献と理想を思い出すことが重要である。特に、リー初代首相が退任した当時、現在のシンガポールの若者の多くは幼かったり、まだ生まれていなかったりしたので、リー初代首相の貢献に対する認識を高めたいと感じているとタン氏は、2月7日（火）の国会で述べた。
 
　企業経営者たちから、個人的な寄付による基金を設立し、その基金を教育支援に充てる提案があったとタン氏は述べた。教育はリー初代首相が心から望んでいたことであり、この基金は彼にふさわしい賛辞になると考えているという。
 
　政府は、さまざまな人たちと協力して、この取り組みを調整することになる。私たちは、このような地に足の着いた取り組みとその精神を歓迎するとタン氏は述べた。
また、政府機関も記念の取り組みを計画しているという。
 
　例えば、国家遺産委員会では、国家建設時代の遺物や物語を公募し、来るべき建国記念のための巡回展を開催中である。2023年には、リー初代首相はじめとする建国のリーダーたちがシンガポール国民を結集した歴史的な節目について、国立博物館において大規模な展示が行われる予定である。
 
　国立公園管理局では、シンガポールの緑化60周年を記念して、さまざまな活動を行う予定という。リー初代首相は、1963年に最初の植樹活動を開始した。
 
　また、シンガポール通貨庁は2023年に記念貨幣を発行する予定で。詳細は後日発表されるという。