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社会

2023年2月7日

H&Mアイオンオーチャード店閉店

 2012年にオープンしたH&Mのアイオンオーチャード店は、3月12日(日)に約10年間の営業を終了する。
 
 現在、シンガポールに9店舗を展開する同小売店は、近年2店舗を閉店している。
 
 H&Mのタンピネスモール店は2020年8月に、プンゴルのウォーターウェイポイント店は2021年1月に閉店された。
 
 H&Mは2011年、サマセットに旗艦店を構え、シンガポールに進出した。
 
 ZARA擁するInditexに次ぐ世界第2位のファッション小売業者であるH&Mは、ウクライナとロシアの紛争や高いインフレなどの要因によって、ヨーロッパで相次いで閉店を余儀なくされた。
 
 報道によると、過去数年間に英国内の5店舗に1店舗が閉店し、今年も「顧客行動の急速な変化」を理由に4店舗の閉店が予定されているという。
 
 2020年10月、小売業者は全世界で250店舗を削減する計画であると発表した。2022年11月30日現在、全世界の店舗数は4,465店舗。
 
 ラグジュアリーブランドは、ウクライナとロシアの紛争などの要因を、ハイストリートブランドよりもはるかにうまく切り抜けてきた。
 
 H&Mは純利益が2021年から68%減の36億スウェーデン・クローナ(約4億5,000万Sドル)となったが、ティファニー、クリスチャン・ディオール、セフォラなどのブランドを傘下に持つフランスの多国籍企業LVMHは2022年に792億ユーロ(約1,129億Sドル)と23%急増し、過去最高の利益を記録した。

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