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経済

2023年1月27日

12月の工業生産3%減、電子はプラスを回復

 

 シンガポール経済開発庁(EDB)が1月26日発表した2022年12月の鉱工業生産指数(19年=100)は129.6となり、前年同月比で3.1%低下した。前年同月を下回るのは3ヵ月連続。主力の電子(4.6%上昇)が6ヵ月ぶりにプラスを回復したものの、他の業種が軒並み落ち込んだ。一方、季節調整済みの前月比では3.2%上昇した。
 
 6分野のうちプラス成長は電子と輸送エンジニアリング(前年同月比9.3%上昇)のみだった。電子は情報通信機器・消費者電子機器(16.9%上昇)がけん引し、コンピューター周辺機器・データ記憶装置(0.9%上昇)もプラスを確保。ただ、半導体(前年同月比0.3%低下)は需要減を受けて小幅ながら前年を割り込んだ。輸送エンジニアリングでは、新型コロナウイルス禍からの回復で航空関連の大幅増が続いている。
 
 指数を下げた業種では、精密エンジニアリング(4.1%低下)が20年9月以来、2年3ヵ月ぶりのマイナスを記録。電子コネクターやボンディングワイヤの生産が低調に推移している。化学(9.5%低下)は産業ガスや食品添加物の生産減が響き、5ヵ月連続のマイナスとなった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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