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社会

2023年1月6日

チャイナタウンのCNYフェスティバル、卯年の到来を前に再び盛り上がり

 1月3日(火)の夜、カラフルなウサギをモチーフにした街灯が灯され、2年間規制されていたチャイナタウンの旧正月の祭りが本格的に再開された。
 
 2月19日まで、ニューブリッジロード、ユートンセンストリート、サウスブリッジロード、そして今回初めてアッパークロスストリートで夜間点灯される予定という。
 
 チャイナタウン春節祭2023の開催にあたり、ローレンス・ウォン副首相は、シンガポールは20年以上にわたってこの伝統を祝ってきたが、今年のライトアップは特別なものであると述べた。
 
 財務大臣でもあるウォン副首相は、過去2年間は、Covid-19の制限により、大人数で集まることができず、皆さんが慣れ親しんでいるような祝いの食事もできなかったが、今年はようやく、すべての活動を再開することができ、新年を迎えるにあたり、祭りの雰囲気を存分に味わうことができるようになると述べた。
 
 火曜日のオープニングセレモニーでは、数十人のシンガポール人と外国人が、福建語、英語、北京語の歌を混ぜて手拍子をし、中国舞踊、武術、獅子舞、爆竹のパフォーマンスを楽しんだ。
 
 ウォン氏は、「卯年」には困難や不確実性が伴うとしながらも、パンデミック時のようにシンガポール国民が団結し、協力し合うことを呼びかけた。
 
 また中国語で、Covid-19の流行はまだ終わっておらず、政府は中国でのCovid-19の感染急増を注意深く監視しているが、シンガポールの状況は比較的安定している。そのため、政府は多くの規制を緩和し、より多くの人々が集まって旧正月を祝うことができるようにしたと述べた。
 
 今年のチャイナタウン春節祭は、2年間中断していた恒例のステージショー、カウントダウンパーティー、縁日などが開催される。
 
 チャイナタウン・フェスティバル委員会が主催し、シンガポール政府観光局(STB)が後援するこのフェスティバルは、「繁栄する卯年への跳躍」をテーマとしている。
 
 このライトアップは、シンガポール工科デザイン大学の学生とのコラボレーションでデザインされた。アッパークロスストリートとニューブリッジロードの交差点に、旧正月に再会する多世代のウサギの家族を10m四方で表現している。
 
 このライトアップについて、Jalan Besar GRCの国会議員であるジョセフィン・テオ通信・情報大臣は、ニューブリッジロードとユートンセンストリートのディスプレイは、団結と忍耐の重要性を反映している。これは中国文化だけでなく、私たちが共にCovid-19と戦ってきたように、すべてのシンガポール人が共有する価値観として大切にされているものであると述べた。
 
 スミスストリート、パゴダストリート、トレンガヌストリート、テンプルストリートで開催されるこのフェアは、旧正月恒例のバザーとして知られ、280の屋台が軒を連ね、祭りのような雰囲気に包まれる。
 
 過去2年以上の人出が予想されるため、チャイナタウン・フェスティバル実行委員会では、週末以外の早い時間帯にチャイナタウンを訪れ、混雑を避けるよう呼びかけている。
 
 補助警察官や警備員が周辺の混雑を管理し、混雑が予想される場合は、その都度対応する。パゴダストリート、トレンガヌストリート、テンプルストリートへの出入りは制限される予定という。
 
 委員会は、来場者の皆さんには、祝祭の雰囲気に浸る間、持ち物を守り、痴漢やスリ、泥棒に注意するよう、またゴミは自分たちで責任をもって処理をして、ゴミのないシンガポールを目指すと述べた。
 
 フェスティバルの全プログラムは こちらから確認できる。
 
 
 

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