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日系企業・社会

2022年12月8日

シャープ、鴻海との車載カメラ合弁を完全子会社化

 シャープは12月6日、車載用カメラモジュールなどを開発・生産するFITエレクトロニクスデバイス(本社:シンガポール)を完全買収すると発表した。
 
 現在は子会社のシャープディスプレイテクノロジー(SDTC)を通じて49%出資しており、同子会社が残り51%をシャープ親会社の台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業から買い取る。買収でSDTCが手掛ける車載ディスプレー事業との連携を強化し、需要への対応を円滑化して車載事業の拡大を図る。
 
 買収額は1442万米ドル。今月23日の実行を予定している。
 
 FITは2017年設立の持ち株会社。中国江蘇省無錫市の子会社を通じて、車載用カメラモジュールと電子ミラー製品の開発・生産を手掛けている。2021年12月期の営業損益は2,412万米ドルの赤字だった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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