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9月の小売売上高11%増、7ヵ月連続プラス

 シンガポール統計局が11月4日発表した2022年9月の小売業売上高指数(名目、17年=100)は98.2となり、前年同月比で11.2%上昇した。
 
 前年同月を上回るのは7ヵ月連続。新型コロナウイルス対策の活動制限が緩和され、観光客数が増える中、4月以降は2桁の上昇が続いている。
 
 14業種のうち前月と同じ11業種がプラスだった。新型コロナ禍で一時落ち込んでいた衣類・履物(52.5%上昇)や食品・アルコール飲料(51.7%上昇)、時計・宝石(37.1%上昇)などの大幅増が続いている。一方、車両購入権(COE)発行枠の減少に伴い自動車(20.2%低下)は15ヵ月連続で前年割れ。スーパーマーケット・ハイパーマーケット(4.5%低下)も落ち込みが続いている。
 
 9月の小売売上高(推計)は前年同月比11.2%増の38億3,000万Sドル(約4,000億円)。うちネット通販が占める割合は13.8%となり、前月から1.3ポイント上昇した。 
食品飲料サービス売上高(推計)は29.8%増の9億1,500万Sドルだった。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN