シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP8月の失業率1.9%、6年半ぶり低水準

経済

2022年10月13日

8月の失業率1.9%、6年半ぶり低水準

 シンガポール人材開発省(MOM)の発表によると、2022年8月の失業率(季節調節済み)は1.9%だった。前月から0.2ポイント低下し、16年3月以来、6年5ヵ月ぶりの低水準を記録。新型コロナウイルス禍から経済が回復に向かい、労働力不足が伝えられる中、失業率の低下傾向が続いている。
 
 失業率はシンガポール人と永住権(PR)保持者に限ると2.7%となり、前月から0.2ポイント低下。シンガポール人限定では0.2ポイント下げて2.8%だった。失業者数はシンガポール人とPR保持者が6万4,800人、シンガポール人限定では5万7,600人だった。
 
 全体の失業率は新型コロナの影響が出始めた20年3月に2.5%、6月に2.8%と上昇し、9月の3.5%は04年6月以来の高水準となった。その後は低下傾向にあり、21年の年間平均は2.6%と、前年の3.0%から改善。22年2〜7月は2.1〜2.2%で推移していた。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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