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経済

2022年10月6日

21年の平均月収3.5%上昇、コロナ前は下回る

 マレーシア統計局が発表した賃金統計によると、2021年の給与所得者の平均月収は3,073リンギ(約9万5,400円)で、前年から3.5%上昇した。前年を上回るのは2年ぶり。ただ18年の水準(3087リンギ)を下回った。新型コロナウイルス流行により、20年に9.0%下がった影響が残っている。
 
 21年の中央値は2,250リンギで前年から9.1%上昇。ただこちらも18年の水準(2,160リンギ)を下回った。20年に15.6%低下した影響が残る。
 
 地域別にみると、都市部では平均値が3.2%上昇の3,188リンギ、中央値が7.5%上昇の2,438リンギ。地方では平均値が3.8%上昇の2,166リンギ、中央値が13.4%上昇の1,520リンギだった。
 
 学歴別にみると、大学・職業訓練校以上の月収は平均値が1.6%上昇の4,239リンギ、中央値が8.4%上昇の3,794リンギだった。中学・高校卒は平均値が2.1%上昇の2,169リンギ、中央値が10.2%上昇の1,797リンギ。小学校卒は平均値が1.8%上昇の1,584リンギ、中央値が13.7%上昇の1,448リンギだった。教育を受けていない給与所得者は平均値が0.5%上昇の1,454リンギ、中央値が6.3%上昇の1,315リンギとなっている。
 
 21年の給与所得者は970万人で、前年から3.4%増加。伸び率は前年の2.1%を上回った。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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