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社会

2022年10月6日

2022年版「世界のベストバー50」、シンガポールのバー2軒ランクイン

 2022年版「世界のベストバー50」のリストに入ったシンガポールのバーは2つだけであったが、トップ10から12位(2021年は9位)に転落したJigger & Pony at Amara Singaporeが、The Best Bar in Asiaのタイトルを獲得した。
 
 リストに掲載された他のシンガポールのバーは、33位(2021年15位)に転落したManhattan at Regent Singaporeである。
 
 先週発表された51~100のリストに8軒のバーが入る健闘を見せたシンガポールだが、10月4日(火)にスペイン・バルセロナで行われたライブ授賞式で発表された年間リストのトップ10に代表者が入らないのは2017年以来となった。
 
 タンジョン・パガーのTippling Club(2021年第43位)とノースカナルロードのBarbary Coast(2021年第81位)がリストから脱落した。
 
 開催都市がトップ10を独占し、Paradisoが1位(2021年は3位)となり、ニューヨークやロンドン以外のバーが王冠を手にするのは初めてのことである。前1位のロンドンのConnaught Barは8位に後退した。
 
 パラディソは、同じバルセロナのバー「シップス」が34ランクアップして3位となり、ハイエスト・クライマー賞を受賞した。スペインの街のバー「Two Schmucks」は、2021年の第11位から第7位にランクインしている。
 
 トップ5を締めくくるのは、2位をキープしたロンドンのTayer + Elementary、4位(2021年6位)のメキシコシティのLicoreria Limantour、5位(2021年29位)のパリのLittle Red Doorで、こちらも「サステナブルバー賞」を受賞している。
 
 トップ10にアジアのバーは入っていないという。シンガポールと同様、バンコクと香港はそれぞれ2軒のバーがランクインしている。
 
 このリストには、2021年にThe Best Bar in Asiaを受賞したものの17位(2021年は7位)に転落した香港のCoaが、28位のArgoと並んで新たにランクインしている。
 
 バンコクでは、14位のBKK Social Clubと24位のTropic Cityが新たにランクインた。
 
 その他のアジアのバーとしては、東京のBar Benfiddichが48位(2021年は32位)、ニューデリーのSidecarが21ランクアップで26位にランクインしている。
 
 2022年のリストには26都市のバーが掲載され、フィレンツェ、リスボン、ナポリなど様々な都市で14の新エントリーが行われた。
 
 その他、6位に初登場したニューヨークの「Double Chicken Please」がHighest New Entryに選ばれ、ストックホルムの「Roda Huset」(78位)がOne To Watchに選ばれた。これは、ランキング50位圏外のバーに贈られる栄誉である。
 
 このリストは、英国のメディア企業であるウィリアム・リード・ビジネス・メディアが所有し、主催している。著名なバーテンダー、コンサルタント、ドリンクライター、カクテル専門家など、650人のドリンクの専門家からなる投票委員会によって作成されているという。
 
 世界のベストバー50のコンテンツディレクターであるマーク・サンソム氏は、オープンから1年後の2017年にOne To Watchに選ばれて以来、Paradisoは50ベストリストにしっかりと名を連ねるようになった。世界のベストバーに選ばれたことは光栄であり、この受賞はParadisoの奇想天外に独創的なカクテルプログラム、サステナブルな理念、世界のバーコミュニティでの活動、そして素晴らしい遊び心への称賛に他ならない。質の高いカクテルバーを求める消費者の欲求は高まるばかりで、その欲求を満たし、旅行計画を促進するために14の新しいエントリーを紹介できることは、私たちにとってこれ以上ない喜びであると述べた。
 
 
 

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