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社会

2022年9月21日

シンガポールのフードセンター、ニューヨークにオープン

 シンガポールのフードセンター「アーバンホーカー」が9月21日(水)にニューヨークでソフトオープンした。
 
 マンハッタンのタイムズスクエアに近い135 W. 50th Streetに位置し、17のベンダーを擁し、うち11がシンガポールから直接出店している。出店者は、シンガポールを拠点に、伝統的なストリートフード文化を称え、世界に広めることを目的とした会社、マカンスートラの創設者、K.F.シートー氏による監修である。
 
 伝統的な中華料理店Dragon PhoenixのWok & Stapleや、センバワンの有名なホワイトビーフンの発祥の店として知られるWhite Restaurantなどである。ホーカーズには、ゴールデンマイル・フードセンターで始まったハラルバーガーチェーンのAshes Burnnitや、パシリスのエビ麺屋台のPrawnaholic Collectionsがある。
 
 また、マダム・デイジー・タンによるデイジーズ・ドリームもあり、カレーチキン、ラクサ、ナシレマなどのペラナカン料理を提供している。ここは彼女の息子ロイが経営し、娘の女優セレーナ・タンが共同経営者でという。
 
 来週水曜日に正式オープンするこのフードセンターは、シートー氏と、米国で複数のフードホールを運営するアーバンスペース社とのパートナーシップによるものである。1万4,000平方フィートのスペースには、200席の座席が用意されている。
 
 シートー氏によると、彼らは2019年にこのプロジェクトを構想したが、このアイデアは2013年に彼とアメリカの有名シェフである故アンソニー・ボーディン氏が最初に発芽させたものだという。ボーデイン氏は、ニューヨークのピア57にシンガポール風のホーカーフードホールをオープンさせたいと考えていたが、2018年に亡くなる前にその場所のリース契約に失敗したと伝えられている。
 
 アーバンホーカー設立の最大の難関は、米国進出に関心を示すホーカーの中から勇気あるホーカーを見つけ出し、ふるいにかけること。そしてもちろん、最初の大皿を売るために、何十もの免許、許可、ビザ、公的な手続きを踏まなければならないことだったとシートー氏はいう。
 
 White Restaurantの会長であるビクター・テイ氏は、アーバンホーカーの一員になることに興奮している述べた。シンガポール国外、特にマンハッタンで初めてホワイトビーフンを提供できることは、私たちの誇りとするところである。私たちは、シンガポールの正真正銘の製品、オリジナルのホワイトビーフンの旗手となることをとても誇りに思っているという。

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