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政治

2022年8月23日

日本、観光客の入国を拡大

 日本は、入国を許可する人数を2倍以上に増やし、Covid-19の検査で陰性でなければ入国できないようにするという。
 
 放送局FNNは、観光客の1日の制限人数を現在の2万人から早ければ来月にも5万人に引き上げる予定であると報じた。
 
 また、日経新聞によると、政府は当初、完全なワクチン接種者を除外するなど、検査要件を段階的に緩和することを検討しているという。
 
 現在、渡航者は日本への出発後72時間以内に受けたPCR検査の結果が陰性であることを提出する必要がある。
 
 松野博一官房長官は8月19日、国境線の緩和時期についてコメントを避け、日本と海外のCovid-19の状況次第である。伝染病予防に万全を期すとともに、経済活動を促進する国境管理措置については、この2つのバランスを取りながら、段階的に緩和していくと述べた。
 
 パンデミック以前、日本は観光ブームの真っ只中にあり、2019年にはインバウンドの訪問者が過去最高を記録した。
 
 航空会社、ホテル、小売業者はみな、コロナ禍で失ったビジネスを取り戻したいと考えている。昨年、日本に入国を許可された外国人の小出しの消費額は1,200億円(約12億Sドル)だった。観光庁によると、2019年には4兆8,000億円、つまり40倍もの金額を消費した。
 
 東京市場では、日本航空が2.6%、ANAホールディングスが1.1%上昇し、航空会社の株価は上昇した。
 
 3ヵ月前、政府は観光客とその消費財の受け入れを開始する構想を発表したが、マスク着用義務、体温検査、自由行動制限など、関連する制限や厳しい入国条件が、観光客を呼び込むことを難しくしている。
 
 オーストラリア、シンガポール、イギリスなどは入国制限がほとんどなく、低迷している観光産業の復興に向け、先手を打っている。
 
 これとは別に、日本はコロナウイルスを風土病と分類することを検討しており、医療機関が提供しなければならない詳細な報告を、リスクの高い人に限定することを計画しているとNHKは報じている。
 

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