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経済

2022年8月12日

グーグルクラウド、マレーシアでリージョンを新設へ

 米IT大手のグーグルが提供するクラウドサービス「グーグルクラウド」は8月10日、アジア太平洋地域における需要増加に対応するため、マレーシアに新リージョンを開設すると発表した。
 
 設置都市や時期については未定。タイ、ニュージーランドにも新リージョンを開設する計画だ。
 
 グーグルクラウドのアジア太平洋地域担当副社長であるカラン・バジュワ氏は、新リージョンは、アジア太平洋地域のデジタル変革を支援するというグーグルの継続的なコミットメントを表すものであり、通信業界のパートナーと協力して、アプリコット、エコー、JGAサウス、インディゴ、トパーズなどの海底ケーブルや主要都市での接続拠点を設置し、地域全体の接続性拡大に引き続き投資していくと述べた。
 
 市場調査会社IDCは、日本を除くアジア太平洋地域のクラウドサービスに対する総支出は、2025年までに2,820億USドル(1兆2,600億リンギ)に達すると予想している。
 
 IDCアジア太平洋地域クラウドサービス・ソフトウェアリサーチ・ディレクターのダフネ・チュン氏は、グーグルクラウドの新リージョンは、デジタル分野における組織のニーズに対応し、アジア太平洋地域におけるデジタル変革の機会を増加させるとし、顧客企業のハイブリッド・マルチクラウド環境への移行を支援しつつローカル・リージョンへのアクセスについて、より多くの選択肢を顧客に提供できるようになると述べた。
 
 グーグルクラウドは現状、アジア太平洋地域で11リージョン、全世界で34リージョンを運営している。
 

(提供:ASIA INFONET.COM

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