シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPJB~ウッドランズ間のKTM列車運行再開、通勤客歓迎

社会

2022年6月20日

JB~ウッドランズ間のKTM列車運行再開、通勤客歓迎

 ジョホールバルとウッドランズを結ぶKeretapi Tanah Melayu(KTM)鉄道サービスは、Covid-19の流行により2年以上停止していましたが、6月19日(日)に再開された。
 
 バスや車より電車の方が早くて便利だと、通勤客は喜んでいた。
 
 6月13日(土)、午前3時過ぎまで起きてJB行きの切符を確保したエレイン・ンさん(33)は、コーズウェイで渋滞に巻き込まれるより、列車の方が良い。先月、土曜の朝に車でJBに行ったときは、混んでいて3時間くらいかかったという。
 
 もう一人の通勤者、44歳の医療従事者ステファニー・リーさんは、ウッドランズ検問所の混雑を避けるために朝早く起きる必要がないことが、電車を利用する利点である。事前にチケットを買っておけば、乗車時間前に到着すれば、席は確保されている。また、通勤客が列車に乗る前に、シンガポールとマレーシアの両方の職員がパスポートにスタンプを押すため、入国審査も早く済むと言う。
 
 テブラウシャトルとも呼ばれるこの列車は、Covid-19の蔓延を抑制するため、2020年3月24日に運行を停止した。
 
 現在は、JBセントラルからウッドランズまで18便、ウッドランズからJBセントラルまで13便と、毎日31便が運行されている。1回あたりの所要時間は約5分。
 
 JB行きの列車は8時30分から23時45分まで、ウッドランズ行きの列車は5時から22時45分まで運行される。1日約7,000人の利用を見込んでおり、乗車定員は320人。
 
 乗車券は、ウッドランズからJBまでが5Sドル(約485円)、JBからウッドランズまでが5リンギット(約153円)。約1ヵ月前から販売される。
 
 これに対し、SMRTやTranstar Travelが運行する越境バスは2Sドル(約194円)程度である。
 
 KTMのウェブサイトによると、金曜日の夕方や土曜日の朝など、週末に人気のある時間帯のチケットはほとんど売り切れたという。
 

おすすめ・関連記事

シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOPJB~ウッドランズ間のKTM列車運行再開、通勤客歓迎