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国際

2022年6月9日

シンガポール~マレーシア間の検問所では過去最高の入国者数を記録

 シンガポール~マレーシアの陸上検問所では、4月1日に陸上国境が再開されて以来、1日の平均通過者数が最も多く、6月の学校休暇が終わるまで交通量が多くなると予想されている。
 
 移民検問局(ICA)は6月8日(水)、金曜日から日曜日にかけて、毎日約26万2,000人の旅行者がこの地を訪れている。シンガポールとマレーシアの間を通勤する人は、入国審査にさらに時間がかかることを考慮する必要があると発表した。
 
 今年の学校休暇は5月28日(土)に始まった。学校は6月27日(月)から再開される。
 
 2019年の6月の学校休暇のピーク時には、陸上検問所のドライバーは入国審査を受けるまでに2時間半近く待たされた。
 
 ICAによると、金曜日の午後6時から午後11時59分、土曜日の午前6時から午前9時、午後9時から午後11時59分の間、出発の交通量が多くなることが予想されるという。
 
 シンガポールに入国する場合、平日の夜10時から11時59分にかけては、大渋滞が予想される。土曜日にシンガポールへ戻る方は、午後9時から午後11時59分まで、日曜日は午後6時から午後11時59分までのピーク時間を避けてほしい。
 
 陸上検問所を通過する旅行者の数は、4月以降、着実に増加している。ICAによると、4月末のグッドフライデーの週末には、1日平均14万9,000人の旅行者が、5月中旬のベサックの日の週末には、1日約22万4,000人の旅行者が利用した。
 
 パンデミック以前は、1日に30万人以上が陸路でマレーシアとシンガポールを往来していた。
 
 ICAによると、マレーシア入国管理局(Jabatan Imigresen Malaysia)は、6月6日から到着審査車ブースのアップグレードを行っているため、この期間中はブースは使用できないので旅行者は注意する必要があるとのいう。
 
 また、車でマレーシアに入国する代わりに、国境を越えるバスサービスを利用することも可能である。
 
 ICAはまた、シンガポールから出国する車の所有者に対し、検問所に到着する前に燃料タンクが4分の3以上であることを確認するよう呼びかけている。違反者は500Sドル(約4万9,000円)の罰金または法廷で起訴される可能性がある。
 
 シンガポールに到着した旅行者でワクチン接種を完了していない人は、7日間の滞在通知書(SHN)を提出する必要があるので注意が必要である。
 
 ICAによるとSHN関連の要件に従わない場合は、感染症法に基づく違反となるという。また、旅行者はこちらウェブサイトでシンガポールへの最新の入国条件を確認することができる。

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