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日系企業・社会

2022年6月8日

日本への観光客はマスクを着用しなければ追放される可能性がある

 日本を訪れる観光客は、マスクの着用、手の消毒の徹底、民間健康保険の加入を義務付ける規則を守らない場合、帰国させられる可能性がある。これは、慎重かつ段階的な日本の国境開放を前に政府が設定したガイドラインによる。
 
 旅行会社は、この規則を説明し、遵守することに同意した顧客にのみツアーを予約することが義務づけられる。これには、規則に従わない場合は日本からの出国を求められる可能性があるという警告も含まれる。
 
 6月7日(火)に政府観光庁が発表したこのガイドラインは、2020年初頭に国境が閉鎖された後のインバウンド観光再開に向けた取り組みの一環であるという。
 
 日本では、6月10日からパッケージツアーの観光客を受け入れることが決まっている。海外からの入国者数は1日2万人に倍増されるが、パンデミック前の入国者数に比べれば微々たるものである。
 
 一部の企業や議員から1日当たりの上限を撤廃するよう求める声が上がる一方、岸田文雄首相は7月の参院選を前に厳しい「Covid-19」の姿勢を打ち出したい意向もある。
 
 このガイドライン案では、先月、限られた数のツアー客にテストしたところ、レストランでは指定された席に座るよう求められることになった。旅行会社は、混雑を避けたツアーを企画し、移動の記録をつけ、Covid-19や密接接触者が陽性となった場合は隔離のための施設に同行することが求められる。
 
 日本は、感染レベルが低い国や地域からの入国を許可する。外務省によると、彼らは評価されたウイルスリスクに応じて、赤、黄、青の3つのカテゴリーに分けられるという。
 
 外務省によると、ブルーリストに掲載されている98の国・地域から入国する旅行者は、出発前のCovid-19テストに合格すれば、検疫を回避することができるという。また、イエローリストに掲載されている人は、検疫をスキップするためにワクチン接種の証明が必要となる。
 
 ジョンズ・ホプキンス大学がまとめたデータによると、日本はパンデミックの間、比較的順調で、10万人当たりの死亡率はグループ7ヵ国の中で最も低くなっている。
 

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