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社会

2022年6月6日

サル痘患者がチャンギ空港でトランジット、接触した13名に健康監視を指示

 6月2日(木)にチャンギ空港でトランジットしたバルセロナからの旅行者が、翌日シドニーに到着後、サル痘の陽性反応を示した。
 
 シンガポール保健省(MOH)は6月6日(月)、ニューサウスウェールズ州当局から先週土曜日に報告を受けたと発表した。
 
 サル痘は、通常、動物から人間に感染する感染症で、世界的に増加傾向にある。今年に入り、ここでの局地的な症例は見つかっていない。
 
 確認された患者は、6月1日にバルセロナを出発し、6月2日にチャンギ空港に到着している。彼は同日シドニーに出発するまでトランジットホールディングエリアに留まり、空港内の他の場所には行っていないという。
 
 また、同人がシンガポールに入国したり、地域社会の他の人と交流したりしなかったことから、現在のところ、地域社会での感染に大きなリスクはないとしている。
 
 しかし、予防措置として、影響を受けた2つのフライトと、空港のトランジットエリアでその旅行者と接触した可能性のある人々のコンタクトトレースを実施した。密接な接触はなく、検疫の必要はないとMOHは述べている。
 
 この旅行者と偶然に接触した可能性のある13名が、21日間電話による監視下に置かれた。監視期間が終了するまで、毎日電話で健康状態を確認する。
 
 サル痘の感染を示唆する症状が報告された場合は、医学的に評価され、さらなる評価のために国立感染症センターに搬送される可能性があるとMOHは述べている。
 
 サル痘の症状は通常、高熱と水疱性の水痘様発疹を含み、数週間後に治るという。
 
 世界保健機関(WHO)は、実験室で確認されたサル痘の症例が、非流行国27ヵ国から780件報告されており、世界のリスクレベルは中程度であると先週日曜日に発表していまる。
 

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