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経済

2022年6月6日

公務員、8月から5%〜14%の賃上げを実施

 約2万3,000人の公務員が、今年8月1日から5%から14%の賃上げを受けることになった。これにより、公務員は市場に歩調を合わせ、引き続き人材を惹きつけ、維持することができると、公共サービス部門(PSD)は6月5日(日)に発表した。
 
 公務員ジェネリック制度の給与は前回2014年に調整され、中堅公務員を対象に約5%の賃上げが行われた。それ以来、市場の給与水準は上がっているとPSDは述べている。
 
 この調整は、政策立案、管理、運営業務といった役割の役員に恩恵をもたらす。
 
 経営幹部、経営支援、企業支援スキームの公務員は、5%から10%の昇給を受け、市場ベンチマークとの格差が大きいグレードにはより高い調整が行われる。
 
 業務支援スキームの職員は、低賃金労働者の給与を引き上げるという三者構成ワークグループの要請に沿い、6%から14%の高い調整を受けることになる。
 
 PSDはまた、公務員の組合と協力して、業務支援担当者の仕事を再設計し、彼らのキャリアアップを改善し、長期的に生産性を高めるために取り組んでいる。
 
 また、ハイブリッド勤務制度や柔軟な働き方の選択肢も導入された。PSDは、今後も役員にキャリアの機会を提供し、彼らの成長と発展を支援していくと付け加えた。
 
 これには、ジョブアタッチメント、体系的なジョブローテーション、正式なトレーニング、プロジェクトワークなどが含まれる。パンデミックは、強力な公共サービスの重要性を浮き彫りにした。公共サービスは、シンガポールとシンガポール国民に最高のサービスを提供し続けることができる、将来的に即戦力となる労働力を引き付け、開発し、保持することを約束するとPSDは述べた。

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