エクシオグループ、IT機器再生のプロキュリにTOB

　エクシオグループは5月23日、情報技術（IT）機器の3R（リデュース、リユース、リサイクル）などを手掛けるプロキュリ（本社：シンガポール）に対し、、現地子会社のデクラウトを通じて株式公開買い付け（TOB）を実施すると発表した。デクラウトは現在34.49％を出資しており、残り65.51％を対象とする買い付けに最大8,230万Sドル（約76億4,700万円）を投じる。プロキュリが各国に持つ3R事業体制を傘下に収めることで、同事業を強化する狙い。
 
　来月初めに既存株主に対して書面で通知し、7月上旬まで受け付ける。プロキュリの経営陣や、デクラウトに友好的な投資家が保有する16.57％については、既に応募することで同意を得ている。TOBの実施でデクラウトはプロキュリを子会社化する見通し。プロキュリのシンガポール取引所上場は維持する方針としている。
 
　プロキュリは2013年設立で資本金7,713万Sドル。21年の連結決算は、売上高が2億4,963万Sドル、純利益が445万Sドルだった。
 

（提供：亜州ビジネスASEAN）