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日系企業・社会

2022年5月18日

日本観光の試行発表後、旅行会社に問い合わせが殺到

 日本観光庁が試験的にパッケージツアーで入国できる4ヵ国の1つにシンガポールを選んだことを受け、各旅行会社では、ツアー参加人数などの詳細が明らかになるのを待っているところもあるが、問い合わせは急増している。
 
 5月17日(火)の発表以来、CTCトラベルには日本への旅行に関する問い合わせが20件以上寄せられている。ほとんどが年末年始の旅行に関するものだった。
 
 CTCトラベルのマーケティング・マネージャーであるケリー・トー氏は、日本は、シンガポール人にとって常にトップ3に入る旅行先であり、問い合わせに対しては、詳細が固まるまで、しばらく待ってもらうという。
 
 この試行では、パッケージツアーの旅程があらかじめ政府によって承認され、旅行者には常にツアーガイドが同行することが義務付けられている。
 
 Chan Brothers Travelのシニアマーケティングコミュニケーションマネージャー、ジェレマイア・ウォン氏によると、この発表を受けて、日本ツアーに関する問い合わせや関心が急激に高まっているという。
 
 同社は今週中に、旅程を固定した少人数制のツアーシリーズを発売する予定で、グループの定員は9名で、6月末から7月上旬に出発する予定という。
 
 家庭教師のホル・シンロンさん(38歳)は、日本政府が観光産業を慎重に開放するのは賢明なことだという。
 
 しかし、リー・クォック・オンさん(36歳)は、日本政府がまだ国境を完全に開放する準備ができていないと感じており、旅行の予約を急がないようにしている。パッケージツアーは避けて、厳密に計画された旅行日程に従うことなく、移動の自由を楽しみたいという。
 
 メディアの取材に対し、日本航空の広報担当者は、この取り組みが地域経済の活性化につながるものとして歓迎していると述べた。

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