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日系企業・社会

2022年5月13日

デンカ、球状アルミナの生産設備を本格稼働

 化学メーカーのデンカ(本社:東京都中央区)は5月11日、西部のトゥアス工場に建設した球状アルミナ生産設備の本格稼働を開始したと発表した。
 
 球状アルミナは放熱材料として、電動車や高速通信規格「5G」などの分野で広く使用され、急速に需要が拡大しているという。新設備の本格稼働で同社の生産能力は5倍に拡大(2018年度比)。世界シェアは約6割に達する。
 
 現地法人のデンカアドバンテックが生産設備や倉庫などを新設した。投資額については、19年1月の発表で約40億円としている。
 
 球状アルミナの生産はこれまで福岡県の大牟田工場で手掛けてきた。2拠点体制の確立によってBCP(事業継続計画)を強化する。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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