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社会

2022年5月12日

小児用Covid-19ワクチン接種センター、6月末に閉鎖へ

 ホーガン・コミュニティ・クラブとセンジャ・カシュー ・コミュニティ・クラブにある最後の2つの小児用Covid-19ワクチン接種センターは、6月30日(木)に閉鎖される。
 
 これは、5歳から11歳の子どもの大半がコロナウイルスに対する一次予防接種プログラムを終了したことによるという。
 
 この2つのセンターでは、6月9日(木)に最後の小児用投与量1を、6月30日に投与量2を投与すると、シンガポール保健省(MOH)は5月11日(水)に発表した。
 
 MOHは、Covid-19の予防接種を子どもたちが受けられるように、3つのポリクリニックと特定の公衆衛生準備クリニック(PHPC)が小児用ワクチンの提供を開始すると発表した。
 
 パイオニア・ポリクリニック、プンゴル・ポリクリニック、ウッドランド・ポリクリニックは5月18日(水)から、選ばれたPHPCは5月25日(水)から順次、小児用ワクチンの接種を開始する予定という。
 
 ホーガン・コミュニティ・クラブとセンジャ・カシュー ・コミュニティ・クラブの小児用Covid-19予防接種センターは、昨年12月に初めて開設され、4月30日に他の10ヵ所が営業を停止した後も、営業を続けている。
 
 Covid-19の予防接種センターは、昨年6月の40センターから減少し、現在シンガポール全土で28センターとなっている。
 
 20ヵ所は5月末まで、さらに6ヵ所は6月末まで運営され、それ以降はラッフルズシティ・コンベンションセンターと旧ホン・カー・セカンダリースクールの2ヵ所のみとなる。
 
 MOHによると、5歳から11歳の子どもの約81%が1回目の接種を予約または受けており、約69%が2回目の接種を受けているという。
 
 小学生の86%以上が少なくとも1回目の接種を受けており、約77%が両方の接種を受けている。
 
 2016年と2017年に生まれた子供に関しては、約3万5,600人がMOHのNational Appointment Systemに登録されている。約3万2,700人が少なくとも1回目の接種を受け、約2万6,700人が2回目の接種を受けている。
 
 保護者は、選択されたポリクリニックとPHPCで子供が予防接種を受けるために、こちらhttps://child.vaccine.gov.sg/で登録する必要がある。
 
 予防接種の予約は、3~5営業日以内に個人用予約リンクが付いたSMSが保護者に送信される。小児用Covid-19の接種を行うポリクリニックとPHPCは、患者数の管理と待ち時間の短縮のため、全国予約システムによる予約のみを受け付ける。
 
 5歳~11歳の子供の接種には、必ず保護者の同伴が必要になる。保護者は、確認のため、子供の学生証、出生証明書、パスポート、SingPassを持参しなければならない。また、保護者の同意書に署名したハードコピーまたはソフトコピーを持参する必要がある。

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