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国際

2022年5月5日

シンガポールとマレーシアの陸路国境を利用した旅行者は95万人以上

 この週末、シンガポールとマレーシア間の陸上検問所を利用した旅行者は95万人を超えた。4月29日(金)から5月3日(火)までの5日間にシンガポールに到着した46万2,400人に比べ、シンガポールから出国した旅行者は49万1,400人と多くなっている。
 
 4月15日(金)から17日(月)までの3日間のグッドフライデーの週末には、43万6,800人が両国の陸上国境を通過した。
 
 この日は、4月1日に陸路の国境が完全に再開されて以来初の祝日で、2年ぶりに完全予防接種者が検査や検疫なしの陸路でシンガポールとマレーシアの間を自由に行き来できるようになった日だった。
 
 これに先立ち、移民検問局(ICA)は旅行者に対し、予想される渋滞に巻き込まれないよう、自家用車でマレーシアに入るのではなく、国境を越えるバスサービスを利用するよう勧告していた。
 
 ICAが発表した数字によると、バスよりも車やバイクを利用する旅行者の方が多かった。チェックポイントを通過した旅行者のうち、自家用車を利用した人は66万400人、バスを利用した人は29万3,400人であった。この差は、国境を越える公共バスが日曜日からしか運行を再開していないことが一因と思われる。
 
 パンデミック以前は、毎日40万人以上がシンガポールとマレーシアの間の陸路を通っていた。
 
 デジタル・マネージャーのアズファル・ハシムさん(37歳)は、先週の土曜日にマレーシアに車で入国した。4月1日以来3回目の入国である。ジョホールバルまで日帰りで行くつもりだったが、南北高速道路の通行料が日曜日まで無料になることを知り、クアラルンプールまで車を走らせることにしたという。そして、日曜日の夕方、シンガポールに戻ってきた。
 
 アズファルさんは、通関は非常にスムーズで、高速道路も混雑してなく、のんびりした週末を過ごせたと語った。

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