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社会

2022年4月26日

Covid-19対策の緩和で人出が戻り、SafeEntryチェックイン行列も解消

 中央ビジネス地区(CBD)は4月26日(火)朝、Covid-19のルールが大幅に緩和され、すべての労働者が職場に戻ることが許され、平静を取り戻した。
 
 通常通りとはいかないものの、通勤客やオフィスワーカーは、2年前の状態に戻りつつあるように感じると語った。
 
 オフィスビルやショッピングモールの外でSafeEntryのチェックインを待つ人の列はなくなったが、朝の一杯を飲むためにコーヒーショップに長蛇の列ができていた。
 
 朝のピーク時に2分間隔で走る南北線とダウンタウンラインの電車は混んでいたが、パンデミック前のように通勤客が肩を寄せ合うようなことはなかった。
 
 また、ビシャンロードではいつものようにテールバックが発生したが、それ以外は比較的スムーズに通行できたようである。
 
 シンガポールが疾病発生時の対応レベルをオレンジからイエローに1段階上げたことで、同時に職場復帰が許される労働者数の上限が解除された。以前は75%に設定されていた。
 
 事務職のアイリーン・リムさん(58歳)は、「職場に戻ってくる人が増えたのはいいことだと思う。しばらく自宅で仕事をしていたので、同僚に会うのはうれしい」と話した。
 
 リムさんは、午前8時頃、タンピネスの自宅から勤務先のラッフルズプレイスまでMRTを利用したが、電車は満員だったという。
 
 しかし、ITアーキテクトとしてITソリューションを設計するWang Xin Hou氏(40)は、会社に行くのと家で仕事をするのとでは大きな違いはないが、移動時間を節約できるので、強いて言えば家で仕事をしたいという。
 
 2019年、公共交通機関の利用者数は1日769万回と過去最高を記録した。
 
 2020年にサーキットブレーカーやCovid-19の各種規制の中で大きく減少した。2021年には規制が緩和され、バスと電車の利用者数は1日平均526万人に回復したものの、2010年以降で2番目に低い数値となった。
 
 Covid-19のルールの大幅な緩和の一環として、火曜日からグループのサイズ制限と安全な距離の取り方の要件も撤廃された。
 
 これは、毎日のCovid-19感染者数が減少を続け、安定してきたことを受けたものである。
 
 火曜日から、ほとんどの会場では、ワクチン接種と区別した安全管理措置の一環として、TraceTogetherアプリまたはトークンによる一般の方のチェックインが不要になった。
 

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