2月の失業率4.1％、前月から低下

　マレーシア統計局が4月8日発表した2022年2月の失業率は4.1％で、前月比で0.1ポイント低下、前年同月比で0.7ポイント低下だった。新型コロナウイルス流行に伴う21年6月からの全国的なロックダウン（都市封鎖）が同年8月半ばに緩和されて以降、改善に向かっている。
 
　労働力人口は前月比0.2％増の1,640万人（前年同月比2.2％増）、就業者数は0.3％増の1,573万人（3.0％増）、失業者数は1.3％減の67万1,800人（13.6％減）。労働参加率は69.1％で、前月から横ばい、前年同月から0.6ポイント上昇だった。
 
　失業率は17年8月から20年2月まで3.2〜3.4％で推移したが、新型コロナ流行を受けて同年3月に3.9％へ上昇。同年5月には月間では86年以降で最悪となる5.3％を記録した。その後は改善に転じ、21年6〜7月にロックダウンで一時悪化したものの、低下基調にある。

（提供：亜州ビジネスASEAN）