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経済

2022年4月12日

タイ国営石油など、低炭素燃料の試験工場計画

 タイ国営石油PTT傘下の石油・天然ガス開発会社PTTエクスプロレーション・アンド・プロダクション(PTTEP)は、各国の企業と共同で、シンガポールに低炭素の合成燃料「eメタノール」の試験工場を設けると発表した。
 
 年内に事業化調査を終わらせて、年産能力5万トン以上の工場を設ける計画。船舶燃料としての供給を視野に入れている。
 
 今月初めに6社で覚書を交わした。PTTEPのほかに、産業ガスの仏エア・リキードや、デンマークのコンテナ海運大手APモラー・マースク、タンク運営の独オイルタンキングなどが参加する。
 
 生物由来の二酸化炭素(CO2)を回収し、再生可能エネルギー由来の「グリーン水素」と合成してメタノールを生産する。実現すれば同様の工場は東南アジア初になるという。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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