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社会

2022年4月5日

陸上国境で、燃料タンクが3/4満たず、55台が引き返される

 マレーシアに乗り入れるシンガポール車は、タンク4分の3ルールを守らなければならない。両国の陸上国境が再開された今、このルールが積極的に施行されている。
 
 4月1日(金)にシンガポールとマレーシアの陸上国境が再開されて以来、4月3日(日)午後8時現在、合計55台の車両が陸上検問所で追い返されたという。
 
 シンガポール税関によると、このルールを守らないドライバーは、最高500Sドル(約4万5,000円)の組成金を発行されるか、裁判所に起訴される可能性があるとのこと。
 
 違反が発覚した場合、ドライバーは陸上検問所でUターンをしなければならないのが、より軽い罰則になる。
 
 さらに、車両の燃料計が改ざんされた場合、ドライバーは燃料測定装置の違法改造で裁判所に起訴される可能性がある。
 
 4分の3タンクルールは、シンガポール登録の車両がマレーシアで給油することができる燃料の量を制限するためのものであるが、シンガポール人への抑止力にはなっていないようである。
 
 4月2日(土)にジョホールバルのたった1ヵ所の人気ガソリンスタンドに、1日で約500台のシンガポール登録の車がガソリンを入れに来たという。
 
 4月3日に同じガソリンスタンドに立ち寄ったシンガポール登録車は約300台と前日よりは減少したと推定されるが、この日は雨が降っていたため、シンガポールから北上して日帰り旅行をする人が少なかったことが原因だという。
 

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