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政治

2022年4月5日

TraceTogetherとSafeEntryは、見直す予定

 Covid-19の安全管理措置(SMMs)は、TraceTogether、SafeEntry、ワクチン接種区別措置(VDS)の使用を含み、患者がさらに減少した時点で見直される予定である。
 
 4月4日(月)、オン ・ イェクン (Ong Ye Kung) 保健相は国会で、飲食の場におけるテーブル間の安全距離のルールなど、その他の措置も見直すと述べた。
 
 これらの措置が緩和されれば、未接種の人は予防措置をとって感染率の高い場所を避けるか、考えを変えて予防接種を受けるか、個人の責任になるという。
 
 公立病院の患者負担は軽減されたものの、病院は依然として非常に忙しい。先週のSMMの緩和と病院訪問の再開により、医療スタッフの仕事量が増えることになる。ワクチン接種が完了していない人は、感染すると重症化する可能性が高いため、病院での治療を必要とするような患者を増やさないためにも、VDSは依然として必要である。病院の状況が安定し、改善されていることが確認できたら、VDSを見直し、設定回数を減らすか、完全に削除するかを検討するとオン氏は述べた。
 
 オン氏は、VDSが廃止されれば、入場者のワクチン接種状況を確認する最も便利な方法であるSafeEntryが不要になる。シンガポールの成人人口の約3.5%がワクチン未接種で、集中治療室の患者や死亡の5分の1以上を占めている。TraceTogetherについては、シンガポール保健省(MOH)は、もはや一般市民のコンタクトトレーシングには利用していないが、学校などより脆弱な部門を担当する機関では引き続き利用している。TraceTogetherとSafeEntryで作成された統計データを集計すれば、Covid-19の感染が起こりやすい環境について当局が把握することもできると述べた。
 
 全体として、Covid-19との共存がさらに進めば、TraceTogetherのコストと利点は変わってくる。したがって、多省庁のタスクフォースは、その妥当性と適用を見直し、必要がなくなれば停止させる一方、より危険な懸念のある亜種に遭遇した場合には再開させる能力を維持すると述べた。
 

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