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社会

2022年3月21日

Gojek、3月31日から運賃を値上げ

 Gojekは3月31日(木)より、初乗り運賃を引き上げ、10km未満の移動には50セント、それ以上の距離には80セントの臨時定額運賃を徴収するという。
 
 3月19日(土)にGojekが発表したところによると、GoCarの全旅行の初乗り運賃は50セント高くなり、GoCar PremiumとGoCar XLのサービスは80セント高くなるとのことである。
 
 一時的な「ドライバーフィー」は、ドライバーパートナーの収益を支援し、燃料費や運営費の上昇に対応するためのものであるという。
 
 この料金は、GoCar、GoCar Premium、GoCar XLのすべての乗車に適用され、5月31日(火)まで据え置かれる予定である。
 
 タクシーグループのComfortDelGro、タクシー会社のTrans-Cab、Prime Taxi、Premier Taxis、Strides Taxiは、先に今月から運賃を上げると発表している。
 
 値上げの影響は、フラッグダウン運賃とメーター料金である。
 
 タクシー事業者は以前、インフレと燃料価格が2020年半ばから上昇し、利用者はCovid-19の大流行前より減少したままであり、これらすべてがタクシー運転手に影響を及ぼすと述べていた。
 
 ロシアのウクライナ侵攻は、ここでも価格にさらなる影響を及ぼしている。
 
 Gojekによると、ドライバー料金は、昨年発表された、ドライバー・パートナーを支援し、1回の乗車でより多くの収入を得られるようにするための、サービス料の10%への引き下げなどのインセンティブや施策に追加されるものであるとのこと。
 
 Gojekシンガポールのゼネラル・マネージャーであるリエン・チュン・ルエン氏は、私たちのドライバーパートナーは、Gojekのプラットフォームのバックボーンであり、彼らの福利厚生を維持し、持続可能な生計を立てられるようにすることが最優先事項である。給油所でのコスト上昇は、ドライバーの仕事と収入に直接影響を及ぼしている。この料金の導入によって、彼らが必要とする経済的支援と収入保護を提供するのに役立つと述べた。
 
 消費者を支援するため、平日の午前9時から午後5時までの間に5回までGojekを利用した場合、最大5Sドル(約435円)の割引を条件に、運賃が50%割り引かれることになる。
ライドヘイリングのライバルであるGrabは、運転手や配送業者の業務コストの上昇を軽減するための支援策を引き続き検討するという。

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