Covid-19感染者が1万人を突破

　3月15日（火）、Covid-19の患者数が再び1万人を超え、新たに15,851人の患者がシンガポール保健省（MOH) から報告された。これ以前は、2日連続で患者数が1万人を下回っており、今月はこれまで2回しかなかった。
 
　しかし、火曜日のCovid-19週間感染増加率は、月曜日の0.84から0.8へと下がり続けている。これは、昨年12月30日の0.73以来、最も低い値である。これは、3月2日（水）以降、14日間連続で週間感染率が1を下回っていることになる。
 
　感染率とは、過去1週間の地域別患者数の前週に対する比率を指す。1を超えると、1週間の新規Covid-19感染者数が増加していることを示す。
 
　火曜日は通常、1週間のうちで最も患者数が多いが、今週の新規感染者数は、21,983人で、先週火曜日よりも少なかった。
 
　専門家によると、これは通常クリニックが週末に閉鎖されるため、人々が月曜日まで医者に行くのを遅らせるからだろうとのことだ。つまり、検査結果が報告されるのは火曜日になってからということになる。
 
　火曜日正午の時点で1,311人の入院患者が発生している。これは月曜日の9,042人の感染者と1,310人の入院者より増加している。また、6名の死亡が発表され、月曜日の8名から減少している。集中治療室には40人の患者がおり、酸素補給を必要とする患者は191人であった。
 
　現地で発生した患者のうち、13,786人は抗原迅速検査（ART）で検出され、症状が軽く、危険度は低いと医師に評価された。また、1,900人の患者がポリメラーゼ連鎖反応（PCR）検査で検出された。新たな入国患者は165人で、そのうち35人はPCR検査で、130人はART検査で検出されたという。
 
　3月14日（月）の時点で、シンガポールは合計964,329人のCovid-19感染者と1,159人の死亡者を記録している。
 
　シンガポールでは、対象者の約95％が完全なワクチン接種を完了し、全人口の70％がブースターを受けている。