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社会

2022年3月8日

5人までのグループで食事ができる新制度に16のコーヒーショップとキャンテーンが参加

 シンガポール食品庁(SFA)によると、3月6日(日)に発表されたワクチン接種による差別化安全管理措置(VDS)に、16のコーヒーショップと食堂の経営者がサインアップしたという。
 
 コーヒーショップや食堂は、エリア限定VDS、時間限定VDS、エリアと時間限定VDSの3つのオプションから選択することができる。
 
 この制度は、食事客の安全性を損なうことなく、完全なワクチン接種を受けた5人までのグループの食事に対応できるよう、事業者が選択できるようにするためのものである。
 
 エリア限定VDSを選択した喫茶店や食堂は、特定のエリアをコードで区切り、5人までのグループでの着席を希望する人の入退室管理とワクチン接種のチェックを実施しなければならない。エリア外では、1テーブルに2名までしか着席できず、ワクチン接種のチェックも行われない。
 
 時間制限のあるVDSについては、喫茶店や食堂では、同様の入国審査とワクチン接種状況の確認を実施すれば、17時から22時30分まで飲食店の敷地全体で5人までのグループでの食事が可能になる。この時間帯以外は、同様にワクチン接種のチェック無しに2名までの食事が許可される。
 
 エリア制・時間制のVDSでは、毎日17時から22時30分までの規定時間内は、必要な管理とチェックが実施されていれば、5人のグループでの食事がコード化されたエリア内で許可されることになっている。この時間帯を過ぎると、2人1組での食事が許される。
 
 コーヒーショップ協会は、コーヒーショップのオーナーにとってビジネスがしやすくなること、またコーヒーショップの人手不足の問題を解決するのに役立つことを理由に、この新しい措置を歓迎しているという。
 
 400以上のコーヒーショップを代表するFoochow Coffee Restaurant and Bar Merchants Associationの副会長であるホン・ポー・ヒン氏は、時間制限のあるVDSはコーヒーショップに人気が出そうだ。これまで一部のコーヒーショップでは、5人までのグループでの食事を希望する完全予防接種者の入店を管理するために、1日中少なくとも2人のスタッフを配置していたと述べた。
 
 時間拘束型のVDSの場合、コーヒーショップは1日のうち一定時間だけスタッフを配置し、最大5人のグループで食事をしたい人の入国審査とワクチン接種の状況を確認する必要がある。これは、コーヒーショップが丸一日ではなく、数時間だけスタッフを必要とするため、人件費の削減につながるという。
 
 ウッドランズ326のコーヒーショップでインド料理の屋台を経営するディナカラ・ベガー・ラマンナ・シェッティ氏(45歳)は、この2年間、Covid-19の大流行のため、対策は常に変化しており、私たちはそれに慣れているという。
 
 同様に、631 Bedok Reservoir Road Nam Wah CoffeeshopのFried Rice Storyの共同経営者であるハリス・マーティン氏(26)は、最近では、コーヒーショップで食事をする代わりに、持ち帰りを選ぶ人が多くなったので、ここのコーヒーショップがVDSを導入しても、私のビジネスにはあまり影響がないと思っているという。
 
 一方、151 Bedok Reservoir RoadにあるTong Yuan Eating Houseの飲み物屋台のアシスタント、イ・ウィジュン氏など一部のコーヒーショップのスタッフは、VDSオプションに応募する可能性は低い。もし私たちのカフェで5人の完全なワクチン接種者を迎えた場合、SafeEntryの入力とワクチン接種状況をチェックする担当者が必要になる。この担当者は、1日中コーヒーショップに常駐する必要があり、余分な人件費がかかると述べた。
 
 また、一部の顧客は、VDSのオプションが分かりにくいという。63歳のマダム・ベッシー・ン(Madam Bessie Ng)は、なぜコーヒーショップで異なるVDSのオプションを持つ必要があるのか理解できない。コーヒーショップにたくさんのオプションがあるのは、とても混乱する。どのコーヒーショップがVDSを導入しているのか、どうやって知ることができるのだろうか。現在、レストランでは、完全なワクチン接種を受けた5人まで食事ができるようになっているのに、なぜコーヒーショップで異なる措置を取る必要があるのだろうかという。

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