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日系企業・社会

2022年3月3日

中電工、太陽光発電サマイデンの株式を取得

 太陽光発電などの再生可能エネルギー(RE)企業サマイデン・グループは2月28日、設備工事の中電工(本社・広島県広島市)がサマイデンの私募に参加し、7.27%の株式を保有する株主となったと明らかにした。
 
 ブルサ・マレーシア(マレーシア証券取引所)に宛てた声明によると、サマイデンは発行済み株式総数の10%を上限とする第三者割当増資について2021年11月15日に承認を受け、初回は397万リンギを調達。その後の第2回、第3回で中電工による1,680万株引き受け(1株あたり1.27リンギ)により、2,134万リンギを調達した。サマイデンは、計3回の第三者割当増資で調達した総額2,531万リンギを再生可能エネルギーの(RE)資産への投資資金に充てる。
 
 サマイデンのチョウ・プイヒー社長は、短期間で第三者割当増資を完了できたことを嬉しく思うとし、自社のビジネスモデルや「REや環境分野にトータルソリューションを提供する」という戦略に対する株主からの信頼を示すものとなったと説明。今回の資金調達により、太陽光発電、バイオマス、バイオガス、ミニ水力発電などの環境関連資産や発電所への投資を拡大し、RE産業での足場を強化すると述べた。
 
 中電工は、東証1部上場の中国電力系設備工事会社。時価総額は1,270億3,000万円。2010年にマレーシア法人を立ち上げた他、シンガポールにも現地法人を持つ。近年、RE分野での海外投資にも取り組んでいる。
 

(提供:ASIA INFONET.COM

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