2022年2月10日
三菱地所、大規模複合開発が完工
三菱地所は2月9日、シンガポール中心部で現地企業と共同で進めていた大規模な複合開発事業「キャピタスプリング」が完工したと発表した。オフィスを主体とする地上51階建ての物件で、総延べ床面積は9万3400平方メートル。三井住友銀行が移転を予定するなど金融系のテナントからの引き合いが強く、先月時点で入居率は93%に達しているという。
政府系の不動産開発会社キャピタランドと合弁で開発。総事業費は1,450億円超で、キャピタランドのグループが90%、三菱地所が10%を出資する。2018年に着工した。
オフィスのほか、サービスアパートメントや商業施設を備える。オフィスの貸付面積は6万1,400平方メートル、商業施設は1,100平方メートル。サービスアパートは299戸で、キャピタランド傘下のサービスアパート運営大手アスコットが運営する。
(提供:亜州ビジネスASEAN)