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経済

2022年2月9日

12月の鉱工業生産6%増、4カ月連続プラス

 マレーシア統計局が2月8日発表した2021年12月の鉱工業生産指数(IPI)は、前年同月比で5.8%上昇した。伸び率は前月の9.4%から減速したものの、4カ月連続の上昇となった。
 
 業種別では製造業(8.4%上昇)が5カ月連続のプラスだったほか、電力(3.8%上昇)もプラスを維持。一方、鉱業(2.5%低下)は2カ月ぶりに前年同月を下回った。
 
 製造業では、前月に続き7分野すべてで指数が上昇した。主力の電気・電子製品(18.2%上昇)は引き続き2桁の上昇。食品・飲料・たばこ(10.3%上昇)も前月に続いて2桁の上昇だった。部品不足や活動制限で9月まで落ち込んでいた輸送機器(1.4%上昇)は3カ月連続のプラス。ただ、これに含まれる自動車(1.7%低下)は3カ月ぶりに前年を割り込んだ。

製造業売上高15.5%増


 統計局が同日発表した21年12月の製造業売上高は、前年同月比15.5%増の1,439億リンギ(約3兆9,600億円)だった。増加は19カ月連続で、7分野すべてがプラス。石油・化学・ゴム・プラスチック(19.9%増)の伸びが最も大きく、食品・飲料・たばこ(19.0%増)や電気・電子製品(18.4%増)なども2桁増とった。輸送機器(1.4%増)は3カ月連続のプラスだった。
 
 製造業の従業員数は2.7%増の225万9,619人。支払われた労賃は4.9%増の81億2,150万リンギ(1人当たり3,594リンギ)だった。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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