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経済

2022年2月2日

クラン西港のコンテナ量、21年は1%減

 首都圏セランゴール州のクラン西港を運営するウエストポーツ・ホールディングスは、2021年のコンテナ取扱量が1,040万TEU(20フィートコンテナ換算)だったと発表した。前年の1,050万TEUから1.0%減少。新型コロナウイルス流行により国内外で活動制限が敷かれ、物流が滞ったことが影響した。
 
 純利益は8億800万リンギ(約223億円)で、前年から23.5%増加。ただこれは2年前に起きた埠頭(ふとう)でのクレーン事故の保険金(7,300万リンギ)を加算したためで、これを除くと増益率は12.3%だった。
 
 同社は過去2年、1億リンギを投じコンテナヤードを拡張。現在はコンテナを5万2,455個、冷蔵コンテナを4132個それぞれ保管できる。
 
 ダトゥック・ルーベン社長は、21年は世界経済やサプライチェーンの停滞で課題が山積みで、12月には首都圏で洪水が発生し追い打ちをかけたと説明。ただこうした中でも利益を伸ばせたことは大きいとした。なお洪水による同社の施設への被害はなかったとしている。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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