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吉野家HD、すしチェーン株を売却

 吉野家ホールディングスは1月19日、すしチェーン経営のスシキング(本社:ペナン州)の全保有株28%を売却すると発表した。
 
 スシキング親会社でコングロマリット(複合企業)のテクスケム・リソーシズ(TRB)に1億220万リンギ(約27億円)で譲渡。新型コロナウイルス流行でマレーシアでも外食産業を取り巻く環境が厳しさを増していることから、別の成長分野に経営資源を振り向けるとしている。
 
 譲渡の時期は4月を予定。テクスケムの完全子会社、スシキング・ホールディングスが株式を取得し、出資比率を98%に高める。テクスケムは株式の追加取得について、意思決定を迅速化する狙いがあると説明した。
 
 スシキングは1995年設立。マレーシア各地で回転ずし店を展開している。吉野家ホールディングスは2014年、人材交流やノウハウ共有を目的として株式を取得した。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN