シンガポールのビジネス情報サイト AsiaXニュースTOP12月の輸出18%増、過去最高額を更新

経済

2022年1月18日

12月の輸出18%増、過去最高額を更新

 

 シンガポール企業庁が1月17日発表した2021年12月の輸出額(石油と再輸出を除くNODX)は、前年同月比で18.4%増加し、単月で過去最高となる178億5,713万Sドル(約1兆5,200億円)に拡大した。プラス成長は13ヵ月連続。伸び率は前月の24.2%から縮小したものの、2割前後の増加が続いている。最大の電子製品が2桁増を維持したほか、医薬品が大きく伸びた。
 
 電子製品(13.6%増)は13ヵ月連続のプラス。電子の5割を占める集積回路(IC)が2割増となり、全体をけん引した。一方、プリント回路基板アセンブリー(PCBA)は4ヵ月連続の前年割れだった。非電子製品(19.9%増)は4ヵ月連続のプラス。医薬品(72.3%増)や特殊機械(22.5%増)の伸びが寄与した。
 
 主要国・地域への輸出は、最大の中国向け(36.3%増)が4ヵ月連続で拡大。医薬品や特殊機械がけん引した。ほか、非貨幣用金や石油化学製品の伸びでインドネシア向け(66.1%増)が大きく拡大。一方、国別で2番目に大きい米国向け(25.6%減)は、2ヵ月ぶりに落ち込んだ。日本向け(15.5%増)は6ヵ月連続で前年を上回っており、電子製品(30.2%増)、非電子製品(12.1%増)とも拡大した。
 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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