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経済

2021年12月10日

21年のGDP予測6.9%増に上方修正=金融庁調査

 シンガポール金融管理庁(MAS)が12月8日発表した2021年12月版の民間エコノミスト調査によると、21年の実質国内総生産(GDP)成長率の予測(中央値)は前年比6.9%だった。前回調査(21年9月)の6.6%を上回った格好。
 
 今回の調査は11月24日から実施。エコノミストとアナリストの22人が回答した。21年は全5業種すべてがプラス成長となる見通し。最も伸びが高いのは建設業の21.0%で、これに製造業が11.4%、金融・保険業が7.5%で続くと予測されている。なお建設業は9月調査の16.6%から上がった。一方、製造業は9月から横ばいとなっている。
 
  21年の予測はほか、◆輸出額(石油と再輸出を除くNODX)伸び率=10.9%(前回9.0%)◆個人消費伸び率=4.8%(同5.6%)◆インフレ率=2.1%(1.7%)◆失業率=2.6%(2.7%)――などだった。
 
 エコノミストらは、22年のGDP成長率を4.0%と予測。建設業が15.8%と引き続き2桁成長を維持する見込みで、製造業は3.3%、金融・保険は4.1%、卸小売りは3.2%、ホテル・外食は9.6%のプラスが予測されている。

 

(提供:亜州ビジネスASEAN

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